日本精神文化研究所「和の道」

神道を中心とし、仏教、儒教、西洋哲学など外来思想を取り入れ展開してきた日本の宗教・哲学思想を研究し、「日本の心」を考えるブログです

 今回は、「本居宣長と特攻隊」というテーマを考えていきたいと思います。本居宣長と特攻隊というのは、一見すると何も関係ないように思われますが、実は神風特別攻撃隊の部隊名には、本居宣長の「敷島の 大和心を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」という和歌からとって、「敷島隊」「大和隊」「朝日隊」「山桜隊」と名付けられているのです。自らの命をも惜しまずに捨て身の突撃を行う特攻隊の部隊名にこの歌が冠されたことからは、本居宣長の「敷島の歌」が、桜の散るが如く命を散らすことが美しいことを表現し、主君のための自己犠牲の精神を「大和心」であると歌った歌であると考えられていたことが分かります。

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(本居宣長ノ宮にある「敷島の歌」歌碑。令和二年二月撮影)
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皆さんこんにちは。今日は忘れてはならない日、終戦の日です。わたくしは、靖國神社、千鳥ヶ淵戦没者墓苑、國學院大學学徒慰霊碑に参拝し、戦いに散った全ての人を慰霊しました。続きを読む

 皆さんこんにちは、今回は神道と儒教の関係について取り上げていきたいと思います。日本では、一教ではなく、様々な宗教が混沌として並存するという特異な状況が歴史的に続いてきましたので、中国や朝鮮ほどには、甚だしく儒教のみが厚く信仰されたということはありませんが、それでも儒教が日本の精神文化に与えた影響は大きなものです。また、日本の神道にも大きな影響を与えました。一般に、神道と儒学は対立していたのではないかと考えられがちです。本居宣長大人は、儒学のことを「さかしらの漢意」、つまり色々と理屈をこねたこざかしい中国流の考え方だと主張して退けました。このイメージから、儒学と神道は互いに喧嘩していたのではないかと思われることもあるのですが、実際には複雑な交流の歴史があります。今回の記事では儒学と神道の関係について取り上げようと思います。

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